なかべこども家庭支援センター「紙風船」

心と体の健康をサポートする活動

なかべこども家庭支援センター「紙風船」

2021年3月5日 活動報告 0

取り組み内容

 これまでは紙風船と縁の深いフードバンク山口さんへ助成金をそのまま提供していたが、紙風船利用家庭にもコロナの影響で経済が逼迫した家庭もあったので、今回は紙風船で緊急支援物資を購入し直接届けようと計画した。
当センターは下関市から養育支援訪問事業とこども家庭支援拠点事業の委託を受けており、その関係もあって3/3までの状況では、8世帯に15回の支援物資を家庭に届け大変喜ばれている。支援物資が無くなるまでにはなるが、引き続き行っていこうと考えている。
貧困対策ネットワークの立ち上げに関しては、1つは、下関労働教育センターの中井神父さんの声掛けで紙風船をはじめフードバンク山口、子ども食堂、北九州市でホームレスや外国人研修生の支援に関わっている団体等々が集まって関門地区のセーフティーネットワークの立ち上げ資金に助成する予定で、もう一つは、下関市内の子ども食堂や子どもの居場所づくりを行っている団体が関係機関(紙風船含む)を巻き込んで協議会を立ち上げ、組織強化を図る予定になっており、分割してそちらにも助成する予定にしている。(両団体ともコロナの影響で具体化が遅れており、3月中に形にして新年度から活動する予定)

寄付金の使途

○緊急支援について
食材(米、インスタント・レトルト食品、幼児菓子、缶詰、飲み物等々)、生活用品(トイレットペーパー、ゴミ袋、洗剤等々) 10万円分
○ネットワーク立ち上げ支援
①(仮名)関門いのちのセーフティーネット…15万円
②(仮名)下関こどもの未来応援連絡協議会…15万円

感想・思い

 貧困の緊急支援に関しては、貧困家庭と直接やりとりする中で、食を通して貧困家庭の状況が改めて把握できるきかっけとなった。中には、コロナ禍で父親の収入が無くなり、母親は精神疾患があり小さな子を抱えて路頭に迷いそうな家庭があった。そういった家庭に支援物資を渡すと涙を流されて喜ばれた。コロナ禍でなければ…と歯がゆい思いをされている家庭が実際に多いことに驚かされた。確かにお金の使い方に難がある親もいるが、だからといって子ども達には罪はなく、子ども達にひもじい思いをさせたくないという信念で活動している。
ネットワークの立ち上げについては、福岡県が緊急事態宣言になったことも影響して具体化が遅れた。早急に体制を作り次年度の活動へ繋げたいと考えている。次年度もコロナの影響は避けられない状況にあり、ネットワークの活動の早急な展開を図りたい。

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