児童家庭支援センターつながり
取り組み内容
当センターは第一次から第三次まで合計500,000円の寄付金をいただきました。単発の支援で終わるのではなく、継続的に食事を届けることで関係者はもとより、地域や対象者家族とも関係性を築けると言う効果を期待し、貧困世帯、多子世帯、ひとり親世帯を対象に、7月から2カ月に1回、合計4回食材を届けました。うち12月配布分については、12月24日にクリスマスケーキを届けたことで、子どもたちの喜ぶ顔を直に見ることができて私どもも大変幸せな気持ちにさせていただきました。同時に、この笑顔を寄付をくださった皆様にも届けたいと思いました。また、コロナ禍でも活動を継続している子ども食堂に対し、各2万円ずつ5か所の子ども食堂に届けました。
寄付金の使途
第三次支援の使途食材配布
2,500円 x 40 = 100,000円(クリスマスケーキ)
2,500円 x 40 = 100,000円(クリスマスケーキ)
感想・思い
食プロを通じて地域の支援者との関係性が深まりネットワークを築くことができました。また、対象世帯を訪問することで地域課題もうっすらながら見えるようになってきました。今回対象世帯を一緒に回り、協力してくださった各機関の方々からは、とても良いプロジェクトであると評価していただきました。しかしながら、現時点では継続するための資金が確保されておりません。支援してきた世帯の中には、食プロの配布を今日か明日かと待っていてくださった家族もあり、本当に支援の必要な家庭が一定数存在することも確認できました。地域の子ども食堂では、それぞれ独自の方法で子どもたちに食事を届ける活動をされています。食堂で食事ができるチケットを配布したり、子ども食堂が遠くて来れない子どもたちには直接届けたりと、工夫をされながら必要な家庭に食事を届けていらっしゃいます。地域では今でも次々と子ども食堂が誕生しています。地域には「子どもの食」という問題について課題意識を持っている人がたくさんいらっしゃるということは、私たちにとっても大きな励みです。「子どもの食緊急プロジェクト」は子どもたちに希望をもたらしただけでなく、私たち支援者に対しても問題意識を持たせてくれるきっかけを与えてくれました。第三次支援でいただいたネットワーク構築資金を今後有効に役立てていこうと考えております。
皆さまの温かい気持ちが鹿児島県大隅の子どもたちに届きました。ありがとうございました。