浜松市児童家庭支援センター(NPO法人 しずおか・子ども家庭プラットフォーム)

子どもの食緊急支援プロジェクト

浜松市児童家庭支援センター(NPO法人 しずおか・子ども家庭プラットフォーム)

取り組み内容

・実施の時期…11月~2月
・対   象…市内在住の生活に困難を抱える子どもとその家庭
・実施の様子…期間中、SSW・家庭児童相談室・子ども食堂等を通して214セットの食料を配布
・今後の計画…ネットワーク構築に向けての活動を継続。また、法人の行う『子どもフードサポート事業』への寄付金にて食料配布を継続。

寄付金の使途

【活動資金】
子どもの食緊急支援プロジェクト寄付金より食糧費 100,000円
〃     ネットワーク構築費 300,000円
子どもフードサポート事業寄付金より食糧費   360,784円

【食糧配布活動】
<食糧セット内訳>
🍙2,000円×200セット
🍙1,000円×50セット

<購入内訳>
〇食糧費… 455,885円
・米(60キロ)
・レトルトライス5食パック(150個)
・レトルトライス3食パック(50個)
・レトルトカレー甘口(150箱)
・レトルトカレー中辛(150箱)
・レトルトカレー5食(100袋)
・カップラーメン(200個)
・カップ焼きそば(100個)
・インスタントラーメン5食(100袋)
・味噌汁(200袋)
・コーン缶詰(102缶)
・はごろも煮缶詰(102缶)
・シーチキン缶詰3缶(100セット)
・お茶漬け(100袋)
・リッツクラッカー(250箱)
・コーンフレーク(200袋)
・コーンスープの素(150箱)

〇その他… 4,899円
・レジ袋
・米袋3kgタイプ(100枚)

【ネットワーク構築活動】

●訪問活動…活動費合計 71,400円《 内訳:人件費旅費(59,400円)、サンプル用食糧(12,000円)》
<訪問先>
・萩丘こども食堂わぴ
・えんあって
・なごみ
・寺小屋しんづ
・浜松市社会福祉協議会
・学習支援曳馬ボランティア委員会
・NPO法人ネットワークセンター
・天竜興生会

●NPO内計画推進会議…活動費合計 158,400円《 内訳:人件費旅費(158,400円)》
・3回(12月~2月)

●協力関係団体との会議…活動費合計 89,400円《 内訳:人件費旅費(59,400円)、会場費(10,000円)、事務費(20,000円)》
・2回(12月・2月)

感想・思い

【今回の活動について感じたこと】
〇今まではレトルトライスを配布していたが、今回より炊飯のできる家庭で希望があれば米の配布を始めた。寄付で頂いたものと購入したものから、レトルトライス5パックセットと同価格に値する米3キロを配布。レトルトライスより量が多いし、学校の米飯の日のために助かるとの声もあるため今後も続けていきたい。
〇2,000円セットと1,000円セットを準備したが、1,000円セットの需要が少なかった。食糧には賞味期限があるため1,000円セットを二つ合わせ2,000円セットにして対応した。
〇回数を重ねてきた事で、食糧の内容が充実してきた。今後も、現場の声を活かして食糧を選んでいきたい。

【親子の反応】
〇3回目の母親は以前は『申し訳ない』と言っていたが、今回は『ありがたい』に言葉が変わった。
〇初めて渡した母親からは、『神様へ』と言っていた。
〇コロナで大変厳しい状況で、支払いを済ませると1万円ほどしか残らないので、食料支援は大変助かる。
〇『収入が少なく生活が大変。助かります。』と言っていた。
〇『次回はいつもらえそうですか?』との質問。『わからないです』と返事すると『生活がいっぱいいっぱいなので、次はいつかと期待しちゃうんですよね』と見通しを求められた。それだけ期待が高いのだと思う。
〇ホットケーキミックスを希望する子どもが数人いた。
〇冬場はココアも欲しい。
〇『うちばかり悪いな』と遠慮がちである保護者に手渡すと、『実はすぐに食べちゃうんです』と言った。
〇初めて渡した家庭で『祖父の葬儀代が想定外にかかり、かき集めて支払ったら、お金がなく困っていた。給料日までまだあるので、嬉しい。』と母親は涙ぐんでいた。

【担当者の感想】
〇関わりを深めるきっかけ、様子を知ることができる機会になっていて、食料はとてもありがたい。
〇食料を届けると、助けて言えない保護者と話しが少しずつできるようになっている。現物支援があってこそであると感じている。
〇訪問時、母親に会って話が聞けた。
〇欲しい時、欲しい個数の対応をすぐに行ってくれるので、大変ありがたい。SSWは感謝している。


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