こばと子ども家庭支援センター

子どもの食緊急支援プロジェクト

こばと子ども家庭支援センター

内容・資金の使い道・時期・回数・費用内訳等

【取り組み①】
・当センターが継続して支援している家庭のうち、コロナ禍の影響を受け経済的に困窮する家庭に食材提供を実施。
・お米や缶詰、乾麺、シリアルなど保存できるものを中心に提供。
・7ケースに2~6回実施、計40,000円

【取り組み②】
・母子保健行政、子ども家庭相談センターと連携し産前産後に見守りが必要な家庭に食材提供を実施。
・新生児の場合は粉ミルク、乳児の場合は離乳食のレトルトなどを提供し、育児相談も兼ねた。
・3ケースに複数回実施、計20,000円

【取り組み③】
・社会的養護退所児とその家庭に食材提供。
・2ケース複数回実施、計15,000円

【取り組み④】
・市家庭児童相談室と連携し、市内4エリアに住む子育て世帯へ食材提供。
・ご飯/乾麺/シリアルなど100食、粉ミルク20缶、レトルト離乳食80食、飲料水140本を提供。
・44ケース(今後食材提供するケースも含む。)に実施、計100,000円

活動の様子

まず今回のお話をいただいた際にスピード感が重要であると考え、日頃から連携させていただいている“母子保健行政”や“市家庭児童相談室”に声をかけて実施方法を検討した。対象者については以前から当センターが支援に重点をおいてきた産前産後ケース、乳幼児の育児支援ケース、社会的養護退所児を主な対象とし、連携させていただいている機関からの依頼を受け同行訪問するケースと、当センターが単独で家庭訪問を行い直接お渡しするケースの2通りで実施してきた。当センターが把握しているケースだけでは限定的な支援になってしまうため、関係機関と協働しより広く地域の方々へ届けられるようにした。
コロナ禍により収入を断たれた方、困窮とまでならないものの不安定な収入で日々切り詰めながら生活している方、多子や障害児を子育て中で買い物に行きにくい方など、本プロジェクトを通じて多様な困り感を知ることとなった。当センターでは初めての食支援であったが、食支援を通じてこそ知ることができた困り感があったと痛感した。加えて、新型コロナウイルスの流行がなければ支援対象にはなり得ないと思われる家庭に支援が必要な場合も多い一方で、SOSの出し方やどこにSOSを求めるのかがわからない状況で支援に繋がりにくい側面があった。本プロジェクトはそういったご家庭への支援をスタートさせるきっかけとしても有効に利用させていただけたと感じる。
今回のプロジェクトによる支援は当センターだけの支援にとどまらず、行政をはじめとする子育て支援機関と協働で実施することができ、より広く地域の方にお届けすることができたと感じる。今後もこのノウハウを生かしてより広く地域と繋がっていければと考えており、多額は必要ないがこういう形で使用できる資金があればと感じる。


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