子ども家庭支援センター・テラ

心と体の健康をサポートする活動

子ども家庭支援センター・テラ

2020年9月23日 活動報告 0

内容・資金の使い道・時期・回数・費用内訳等

 子ども家庭支援センター・テラで関わっている一人親家庭、貧困家庭21世帯に、食材(1回目:お米5㎏、2回目:素麺、めんつゆ、カレールー、パン、お菓子)を6~9月にかけて届けた。
 県内の子ども食堂は、新型コロナウイルス感染防止のため、開所しているところはなかったが、子ども家庭支援センター・テラの所在地である甲府市内に、母子家庭を対象としたフードパントリーを行っているところがあり、8月に(2回目と同様の)食材を40世帯分届け、子ども食堂のスタッフと一緒に、当児家センを紹介しながら、母子に直接手渡した。
 甲府市には、貧困家庭や一人親家庭を訪問する際、同行させていただき、食材を届けたいと申し出たが、既に市が関わっている家庭については、様々な理由から同行は難しいとのことだった。しかし、新規ケースで一緒に訪問できそうなところについては、声を掛けていただいたので、今後、食材を持参し、家庭訪問を行っていく。
・費用内訳 食材 1回目:お米5㎏×21袋=37,814円 2回目:素麺他40世帯+21世帯=36,766円
      ガソリン代 3,602円  合計 78,182円

活動の様子

 1回目(6~7月頃)に訪問した時は、給付金の支給が始まり、またフードバンクからは食料が宅配で送られてきている家庭もあり、4、5月頃、経済的に逼迫していた家庭もゆとりが感じられた。また、子ども食堂には、夏休みということもあり、地域の支援者からもたくさんの食材が集まって来ていた。
 しかし、親の就労状況はやや改善されたものの、元には戻っておらず、給付金も底をつき、最近になって、小さな子どもを認可外保育園に預けて働き始めた母親もおり、再び経済状況が逼迫してきたように感じられる。今後も家庭状況を把握し、残りの寄付金で、必要なところへ継続した支援を行っていきたい。

 訪問先に食材を届けたいと伝えると、ほとんどの人が、明らかに普段よりも声が明るくなった。訪問して話を聞くと「学校が休業中は、1週間で5㎏のお米を消費していた。」「夕飯はもやしをアレンジして食べていた。」「本当は子ども食堂を利用したいが、子どもに発達特性があり、行きたくてもいかれない。」などと話し、みなさんから「ありがたい。助かる。」という声が聞かれた。また、繋がりにくかった家庭も食材を持参したことで、笑顔で近況を話してくれる人もいた。
 しかし、中には、料理が作れないからいらないという母親もおり、食材を届けるだけでなく、届けた食材で一緒に料理を作るなどの家事支援が必要だと改めて感じた。


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