児童家庭支援センタークムレ

子どもの食緊急支援プロジェクト

児童家庭支援センタークムレ

取り組み内容

〇食支援
 保護者がクリスマスの準備を行う金銭的・経済的負担を軽減するため、12月の第3週から4週にかけてクリスマスブーツとシュトーレンを配布した。
  また、年末年始で公的支援が薄くなる時期であったことから、日持ちのする食材として、これまでの支援で反応の大きかったお米も併せて配布した。
 コロナ禍で収入が減り経済的にひっ迫している家庭を対象として、法人で把握しているご家庭だけでなく、第3次では、子ども食堂やフードドライブで関わりのある一般社団法人に協力を仰いだり、子どもの貧困支援で取り組んだ「学用品のおゆずり会」で新たに繋がりのできたお子さんも含めて、43世帯・85名の子どもに来所や個別訪問で配布した。

 

〇ネットワーク構築
 児童家庭支援センタークムレでは、「食」を通して交流と体験を重ね、地域とのつながりで子どもが成長できる機会を得られる「子ども食堂」と連携しながら、子どもとその家庭を支えている。
 コロナ禍であるからこそつながり続けることにこだわり、様々な策を講じながら継続実施している子ども食堂へ、子どもたちがより安心して参加できるように、空気清浄機の増設やパーテーションの増設を行った。
 また、取り組みを知ってもらい、地域の仲間の輪を拡げるための活動報告書の作成や、チラシなど広報活動への使用を検討している。

寄付金の使途

〇食支援
 シュトーレン(43個)23,650円、クリスマスブーツ(85個)46,750円、お米29,600円分 計100,000円

〇ネットワーク構築
 パーテーション(5枚)59,085円、空気清浄機(3台)109,500円

感想・思い

 品物をお届けしたお子さんからは「ありがとう」や「いっぱい食べて元気になります」といった感謝の声があった。また、保護者からは「満足に食べさせられているのか、いつも心配だったので助かった」「支え支えられる幸せの輪が広がってほしい」など明日への希望につながる声をいただいた。
 お米や保存食などの食材は子どもの口にも入るが、子どもにとっては間接的になることから、子ども“自分に貰えた”と感じることができるのはお菓子であった。
 相談への動機が低いご家庭においても、品物の受け取り拒否や、受け取りだけで完結することはなく、自宅に上がらせてもらうなど相談のきっかけとなり、訪問の間口が広がることにつながった。
 3回の支援を通して得られた成果を生かしつつ、引き続き、各家庭の困りごとを支援につなげることにより、子どもを支え合える地域づくりを行っていきたい。

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