児童家庭支援センターおおいけ

子どもの食緊急支援プロジェクト

児童家庭支援センターおおいけ

内容・資金の使い道・時期・回数・費用内訳等

お弁当:6月初旬より横浜市旭区の子ども家庭を中心に延べ100食の昼食・夕食を家族分も含めて届けました。旬の食材や品数、バラエティ豊かなものになるように業者の方々がご配慮下さいました。特に経済状況が厳しかったご家庭には7回にわたりお弁当を届け、今後の支援のあり方の協議を関係機関と継続しています。

食材:有機米や地元の野菜、調理負担感の大きいご家庭には乾麺やレトルト食品などをそれぞれのご要望を聞きながら届けました。また、数は少なかったですが赤ちゃん用の粉ミルクも届けました。

生活必需品:洗濯洗剤など子ども家庭には特に必要なものを中心に、各ご家庭の要望を聞きながら届けました。

活動の様子

児童家庭支援センターおおいけのある横浜市旭区の民生・児童委員の方々、保育園、幼稚園、区社協、児童養護施設、放課後デイサービス、地域ケアプラザなど関係機関の方々にお手伝いをいただき、6月初旬からコロナ禍で生活が厳しくなった子ども家庭(延べ100世帯ほど)にお弁当や食材、粉ミルク、生活必需品等の支援を行ないました。
生活の困窮だけでなく、子どもたちの登校も外出も不自由になり、不安が募りやすい社会状況の時に、今回の支援を届けた時の親御さんたちの表情に一瞬明るさが差したことが印象的でした。なかなか全ての人が満足するような弁当メニューの選定が難しかったことやニーズの掘り起こしに時間や手間が掛けられなかったことなど課題は多くありましたが、一方で地域研究の必要性を痛感したことや食支援を行うことで繋がれる子ども家庭がたくさんあること、各家庭で支援のあり方が全く違うなど発見や学びもたくさんありました。
食支援に関しては、緊急性の高かった6月初旬は東京都東久留米市の「なごみ家佳辰」さんに旬の食材をふんだんに使った心づくしのお弁当を作っていただき、その後はおおいけ近隣の「珈琲工場&百屋」さんを中心に「白根商店街」加盟の地域の商店・スーパーの方々に地元の野菜や有機米などの食材やバラエティ豊かなお弁当、また日用品の調達もお願いしました。みなさんご厚意をもって動いて下さり、ささやかではありますが地域の方々のお気持ちも子ども家庭に届けられたのではないかと思っています。
横浜市旭区は高齢化率、生保受給世帯率、ひとり親家庭の割合も市内では大変高い水準となっています。今後、実践を通じて更なる地域研究を進め、関係機関とのつながりの中からもこの地域の真のニーズをつかむ努力をしながら、今後の子育て家庭への地域ソーシャルワーク実践につなげていきたいと考えています。

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