寄付金活用計画(第三次支援)

心と体の健康をサポートする活動

寄付金活用計画(第三次支援)

2020年11月30日 お知らせ 0

① 今回の寄付金の活用方法 

② 担当地域の現状や、活動にあたって留意している点、担当者の思いなど

<32道府県・60センターが参加しています>

興正こども家庭支援センター
北海道

①子ども食堂ぴらけしが行っている学習支援タイムには、いつも食事提供を行っていたが、コロナ禍で実施できずにいた。そこで、サンドイッチをお届けすることにした。(毎週木曜日 10食×8週 10月~11月)また、第2期より引き続き、若者支援の居場所づくりを行っている青少年女性協会の活動、「いとこんち」や公園でのキッチンカー炊き出し事業「公園カフェ部」に対してサンドイッチの提供をおこなった。20食

②第2期では「つながりにくい家庭への早期支援」を目指して、区に対して保健センターが把握している特定妊婦や若年親、貧困家庭など心配な家庭に同行訪問させて頂くことを提案しました。しかし、行政の中で「保清が心配な家庭が多く、もし該当家庭が賞味期限後にサンドイッチを食して食中毒を出したりした場合のリスクが心配」との声があがり、以前から連携して支援を行っていて信頼関係がある家庭への訪問に留まりました。行政だからこその、タイアップする際の注意点があることが分かり、どのようにクリアできるかも次の課題だと考えています。行政と共にケースに関わることは、見守りネットワークの目を細かくし、要対協の活性化にもつながる大事なポイントだと考えています。
 私たちとしては、今後第3期の支援として、ニーズのある所への支援と共に、地域の支援者や支援機関をつなぐネットワーク構築を通し地域で支える厚みを増やしていきたいと考えています。また、これまでの活動を通していろんな支援機関と協働することで相互に支え合う「横のネットワーク」を形成していることを実感しています。これは、やがては支援者が関わる全ての機関の連携を生み出すきっかけとなり、地域のネットワークの育みにつながります。地域のネットワークは、子育て困難を抱える親子を支え、私たち支援者を孤立や疲弊から守るセーフティネットになります。そして私たちはそれを、地域の中で見過ごされてしまうSOSを出しにくい「つながりにくく孤立しやすい家庭」をキャッチする細やかで柔軟性のある丈夫なネットに育てていかなくてはならないと思います。

札幌乳児院児童家庭支援センター
北海道

①第一弾、第二弾でつながった、札幌市内及び北海道内の子ども食堂や、若者支援団体などを通して継続的な食支援を行います。また、それらの団体を通して、支援を必要としている個別家庭(子ども食堂へ来られない家庭等)へ、食支援(レトルト食品やおやつ)を行います。その他、地域の保健師、民生委員からの連携に基づく、地域相談家庭への食支援を行います。

②北海道内の子ども食堂では、コロナの影響を受け、従来のような活動再開には至っていないところが多くあります。その一方で、弁当配布形式など新しい形での支援形式により、新たに子ども食堂につながるケースも見られています。食支援を入り口に、地域の子どものいる家庭の、個別ニーズにも対応できるように、相談機関として対応していきたいという思いで活動しています。

児童家庭支援センター大洋
岩手

①1.食材提供支援事業について
 児童家庭支援センター大洋(岩手県)では、夏季に実施した第1弾に引き続き、大船渡市および陸前高田市の社会福祉協議会のご協力をいただきながら、生活困窮者自立相談支援事業の対象世帯のうち子どものいる家庭(概ね40世帯)へ食材をお届けする方向で調整を進めています。
 冬季休業期間中に家庭訪問をしながら配布をすることで、要支援状態にある子どもたちの暮らしの安全確認も兼ねて実施します。また、配布内容をレトルト食品や乾麺などのような日持ちのする食材にすることで、仕事で忙しい保護者が受け取る時間と場所を柔軟に選べるよう配慮しています。

2.ネットワーク作り事業について
 当センターの本体施設である児童養護施設大洋学園では、日頃からお世話になっている近隣地域の子育て世帯を対象として、最大100人規模の参加者を受け入れられる子ども食堂の開設に向けて企画および準備を進めております。
 いただいたご支援金は、この事業を開催する際の会場利用料や、レクリエーション活動を行うための遊具および調理に要する備品・消耗品の購入費用にあてさせていただく予定です。

② 家庭の経済的な事情については、必ずしも全ての保護者が相談場面でその苦しさを語るわけではなく、厳しい現状をただただ必死に耐えようとしている方々が多く見受けられます。
 第1弾の食材提供支援を行う中で、そういった保護者達から「助かる、うれしい」とのよろこびの声の後に「実は日々の食費のやりくりがたいへんで…」と今までに語られなかった家庭内の様子が自然と語られることがありました。食材の提供による一時的な充足という効果だけではなく、保護者達が抱え込んでいる心理的負担の一部が表出され、我々支援者と共有するきっかけとしても役立ちました。
 こうした意義を充分に理解しながら、第3弾の食材提供支援およびネットワーク作り事業に取り組んでまいりたいと思います。

児童家庭支援センターシオン
山形

①前回同様に、各市町より紹介された、支援が必要なご家庭への食材の提供の他、今回はクリスマスが近いことから、対象家庭へのクリスマスプレゼントのような形での支援ができないかを検討しています。
対象地域は山形県庄内地区で、対象家庭数や食数はまだ未定です。

②山形県庄内地区では、比較的コロナによる影響で経済的ダメージを受けている家庭は少ないようですが、経済の停滞が長引いているので、むしろこれから食の支援が必要な家庭は増えてくるのではないかとも考えます。
 今回のプロジェクトに参加させていただき、いただいた予算をいかに有効活用するか。広く深く支援できるか。そしてプロジェクトが終了した後でも、いかに児童家庭支援センターとして支援を続けることができるかを考えながら、今後の活動を検討しております。

ほしくま児童家庭支援センター
福島

①〇継続支援予定
・毎週火曜日に8家庭(13食)にお弁当提供。
→配達:2家庭(5食)、取りに来る:2家庭(3食)、
 来所しセンターで食事:4家庭(5食)
・地域の子ども食堂へ材料費提供。→50食×4回
・児家セン隣接地域での食材提供。→40食×4回
・貧困母子家庭へのフリースクール交通費、教材費支援。
〇新規活動計画
・児家セン担当地区(30km離れた村)でのキッチンカーでの食の提供。
 1歳6か月、3歳児健診時に合わせたネットワーク作り。
 (ガソリン代、50食程度の食材提供 等)
・郡山市における要対協との連携を行い、食の輪を広げたい。

②〇地域の現状
・東京電力原発避難者への支援。出身地域との他機関連携を行う。
 生活環境の変化により、不登校になった児童への支援。
 安定した職につけず経済的不安あり、家族を含めた支援が必要になっている。
 父子家庭で食事を作れず、子ども食堂を利用している家庭へ支援。
・コロナでの外出不安から不登校がさらに増し、家からも出られなくなった。
 買い物にも行けない家庭への支援。

児童家庭支援センターちゅうりっぷ
栃木

①活動名称 :地域の子どもと親子の交流会(栃木県県北地区)
活動内容 :毎月1回交流会実施(12/26クリスマス会・1/7書初め会他)
      交流会時に軽食(ピザ、たこ焼きなど)の提供
      フードバンク(とちぎ)県北と連携し、生活が困窮している親子を招待する。
対象者  :20名
活動期間 :2020(令和2)年11月1日~2021(令和3)年3月31日
助成金使途:交流会食材・消耗品代 60,000円(@15,000円×4回)
      プレゼント代     20,000円(@1,000円×参加者20人)
      イベント講師料    20,000円(@5,000円×4人)

②子どもたちの声を聞くと、「サンタは、うちに来ない。」「餅を家で食べたことない。」という。毎年、「正月」といっても、普段となんら変わらない。だから季節を感じるイベントや行事を、家庭のような雰囲気で子どもたちや家族に味わってもらいたい。手作りの料理や飾りつけ、お楽しみのゲームなどで、子どもと保護者が楽しいひとときを過ごしてほしい。

児童家庭支援ホーム希望館
群馬

①(1)子ども食堂「みんなでごはん」への食材支援
  週に3回営業 
  対象人数:20~30名    食数:20~30個
  対象地域:高崎市    
  支援の内訳:週7,000円分の食材(肉類・野菜・果物)支援
(2)放課後等デイサービス「ひまわり」へのお弁当提供
  長期休暇中
  対象人数:10名    食数:5~10個
  対象地域:高崎市
  支援の内訳:一回につき2,250円~4,500円のお弁当提供

②少しずつ援助の輪が広がりつつある地域です。我々も継続することを第一と考え無理をせず続けていけるようそしてその活動が少しでも多くの方に理解され援助の輪が広がるよう知恵を絞っています。

愛泉こども家庭センター
埼玉

①第1・2次支援で物品の寄付をした放課後児童デイサービスにて、「経済的な問題とは別に、調理をすることが難しい・食卓を囲む発想がない家庭があり、デイサービス内の備蓄を使い食事を提供していた」という話を聞いた。今回は冬休みの支援として、放課後児童デイサービスを中心とした食品・日用品の寄付を行いたいと考えている。
 また、助成金の用途の中に里親宅への支援も含まれた。長期休み中、子どもの一時保護を含めた短期間の預かりや市町村とショートステイの契約もしているグループホームへの寄付を考えている。

【予算内訳案】
(1)近隣市町村放課後デイサービス・発達支援事業所へ食品・日用品の配布(事業団体3か所:15,000円×3か所):45,000円
(2)近隣グループホームへおやつ・日用品等の寄付(児相管内個人事業所5か所:10,000円×4か所):50,000円
(3)雑費・予備費(ガソリン代・郵送代):  5,000円
合計:100,000円

② コロナ禍におけるフードパントリーの取り組みは、社会的にも広く認知され、企業や自治体から多くの食品が寄付されている。ただし、業務用の食材など、「この家庭に本当に必要なものだろうか」と感じるものも多い。事前に寄付先が「今、欲しいもの」「今、活動の仲で気になること」を聞き取り、必要なものを渡せるように留意している。
 前回の支援を行った発達支援事業所が、利用者にフードパントリーを紹介してくれることがあった。その方は、「障害児を預け先は少なく、仕事を続けることが難しくなり、収入が減った」と話していた。これはこの地域だけでなく、全国の現状だと思われる。また、前回の支援で、放課後児童デイサービスから「経済的な問題とは別に、調理をすることが難しい・食卓を囲む発想がない家庭がある」とも聞いている。
食の貧困の背景は、経済的な問題だけではない。食の貧困は複合的な要因から成り、フードパントリーや子ども食堂以外の機関の中にこそ、「食が届いていない」子どもたちがいると感じている。

児童家庭支援センターシャローム
埼玉

①(1)日高市内2か所の子ども食堂でのお弁当配布 350,00円×2か所 合計70,000円
(2)当センター来所家庭やショートステイ利用家庭に食のセット(レトルトカレー、スープ、菓子等)を配布予定 子どもとそのきょうだい約25名。30,000円

②基本的にはお子さん向けの内容にして用意していますが、親御さんの食事作りの手助けになればとの思いからレトルトカレー、ごはんも入れたところ、大変好評です。来所しているお子さんとそのきょうだいの分も渡すようにしていますが、発達障がいを持つお子さんのこだわりなどに留意して(きょうだい喧嘩にならないよう)、全く同じものを用意するようにしています。
また、用意をしてかお渡しできるまでの期間があるので賞味期限にも注意しています。
お渡しする際には100万人のクラシックライブ様のステッカーを印刷したものをお渡ししながら説明をさせていただいています。

らんざん児童家庭支援センター
埼玉

①小川町に在住する児童扶養手当受給者で小川町プチフードパントリーに登録している80世帯が対象です。第一次支援金と第二次支援金で小川町プチフードパントリーを4回実施しました。今年度中に後2回実施する予定ですが、予想より登録者数が大幅に増加したため第三次支援金を活用したいと考えています。支援金により配付する食材に80世帯×650円=52,000円×2回=104,000円分を購入する予定です。不足分は第二次支援金の残金を使用します。

②来所していただいた方には食材を配付するだけではなく、対面でのコミュニケーションを取り、顔見知りになることで地域の支援者との関係作りを行っています。また、支援の必要な方は何を必要としているのか、何に困っているのかなどを知ることでニーズに合った適切な支援に結び付くように働きかけています。小川町プチフードパントリーに協力していただける地域の方や社会福祉協議会などの方と連携をしながら継続的な食の支援ができるネットワーク作りに取り組んでいます。

児童家庭支援センターふたば
千葉

①対象人数:20名 対象地域:千葉市 使途予定:1件5千円程度の食支援
前回は、半分を食材、残り半分を新米にして時期を開け配り大変喜んでいただきました。物入りの年末年始、美味しいものを持って様子を見に行けたらと思っています。
また、前回はスクールソーシャルワーカー、保健師、家庭児童相談員などと食支援を使い初めて連携をとれたケースもありました。今回も地域の抜け目のない支援の輪作りにも貢献出来たらと考えます。
子ども家庭支援センター「オレンジ」
千葉
・子ども食堂(テイクアウト弁当)1回につき30食
・要支援家庭への弁当宅配 2世帯4名
・学校への弁当おかず配達 1世帯1名
・学習会 毎週1回
・対象地域は、南房総市・館山市・鴨川市

②昨年の台風被害で学校給食センターが稼働しておらず簡易給食の地域では、給食提供が再開されるが年明けの予定なので、今年いっぱい学校への弁当おかず配達を続けます。
入室時の検温や手指消毒の感染予防、調理作業時の衛生管理に注意しています。

児童家庭支援センターうぃず
神奈川

①区内の学童学童保育所6か所、寄り添い型生活支援事業の利用児童25名、当所で把握している困難家庭に対して、約500食分のレトルト食品の提供を行なう。

②地域で活動している事業所にレトルト食品を提供することで、事業所が把握している困難家庭へアクションを起こすきっかけのアイテムとして用いていただきたいと考えている。

こども家庭支援センターむつみの木
神奈川

①地域の子ども食堂と共同し食事提供を行う。
対象地域:横浜市南区・食数:100・使途内訳:食材等

②貧困世帯、ひとり親世帯が多い地域のため、子どもを地域で育てていく支援として、地域の団体とのつながりを大切にしている。

児童家庭支援センターかわわ
神奈川

①地域のこども食堂への寄付、冬休み期間の自宅へのお弁当のお届け

②地域の支援者(主任児童委員等)や関連機関と連携して、必要な子育て世帯に必要な支援を届けられるよう地域の方と協働して進めています。

こども家庭支援センターゆいの木
神奈川

①区内子ども食堂連絡会への食材提供(対象人数・食数については近日中に情報入手)

②このプロジェクトをきっかけに、区の社協と連携を図ることができ、食材提供等の地域情報を新たに得ることができた。

こども家庭支援センターさくらの木
神奈川

①区内の複数の子ども食堂と協働して地域の家庭に食事を届ける予定です。協働頂ける子ども食堂は調整中です。

②日頃の児童家庭支援センターでの関わっている子ども達は、食事によって身体も心も満たされるのを実感しています。今回、このような機会を頂き、普段関わりのない家庭にも食事を届けられることを期待しています。

浜松市児童家庭支援センター
静岡

①  緊急支援プロジェクト
〇食材支援として
(1)2,000円セット✕40=80,000円
(2)1,000円セット✕20=20,000円
〇対象地域 浜松市内
〇配布方法
 *学習支援、居場所、子ども食堂、SSW、相談支援事業所などを通じて配布
〇第3弾の実施時期 11月10日~12月15日

② 子どもの支援推進会議によるネットワーク構築の試み
〇浜松市内には、概ね40か所の学習支援、子ども食堂、居場所などの拠点があり、困窮家庭を中心に支援を展開しています。これらを実施している団体は、熱い思いで活動していますが、他の機関と連携することが弱く、貴重な経験の交流がほとんど行われていない状況です。
〇同時に、集団不適応など様々な逸脱行動への対応に困っている団体が少なくないことが分かっています。
〇そのため、児童家庭支援センターを運営する当法人がそれら団体を訪問し、「子どもの支援推進会議(仮称)」設立を呼びかけ、継続的に推進会議を開催する中で、互いの経験交流、ケーススタディ、研修などを開催していくことで、「地域ネットワーク構築」に貢献したいと考えている。

児童家庭支援センターファミリーステーションいなみえん
石川

① 加賀市に住む、経済的・環境的等さまざまな理由で支援が必要な家庭の子どもたちを対象にクリスマスプレゼントを配布する予定です。要保護家庭など、支援の必要な家庭の支援を行っている加賀市子育て応援ステーションかがっこネット(子育て世代包括支援センター)の協力のもと、配布する家庭、人数を決定し配布する予定です。クリスマスプレゼントの内容は協議中ですがお菓子などを考えています。
 費用の内訳は、包装費などその他諸費込みで1人1000円程度のプレゼントを100人弱の子どもたちに配布し、寄付金はすべてその購入に充てる予定です。

② 子育て支援に関わる機関が要保護児童対策地域協議会、地区の子どもを育てる会等で毎月協議を重ね、各機関の地域におけるニーズをそれぞれが行うことで各機関の役割分担が明確になってきています。しかし、食の緊急支援プロジェクトを遂行するにあたり、地域家庭の現状、必要な支援などを洗い直し、地域の子育て支援機関、有効な社会資源をリストアップしていくなかでまだまだ支援の幅が広がる可能性を感じました。
 機関同士が顔を合わせて互いの活動内容を理解し、連携して、1プラス1が2以上になるような支援体制をつくる働きかけを行っていきたいと思っています。

児童家庭支援センター あすなろ子育て広場
石川

①対象人数80名 近隣地域で前回支援できなかった地域 冬休み中の学童クラブの昼食を届けたい。 地元の食堂にお弁当を作ってもらい届ける予定。

②こども食堂を立ち上げている地域が少ないため、学童クラブ利用の児童を対象にお弁当を届けることが多い。ある学童クラブでは、生活困窮者支援のため利用料金が無料で利用している児童も数人いる。今回のような食の支援があると、みんなと一緒に美味しいお弁当を食べることができるので、担当者として見ていてホッとする。

育松園 児童家庭支援センター
石川

①小松市はフードバンクを利用し、以前から要支援家庭に食材や保存食等を配布していました。今回の企画をいただき、小松市と共働で要支援の23家庭への食材・日用品・お菓子の提供(1家庭3,000円程度)をする予定です。小松市とは、子どもの年齢や月数なども綿密に相談しながら個々の家庭にあった食材や日用品を届けていきたいと話し合っているところです。
 また、小松市の学童保育施設へのクリスマスのお菓子の配布を予定しております。今回は、学童保育2か所にクリスマスのお菓子を配布(80人想定)していく予定です。学童保育からは、クリスマスに向けてサンタクロースの格好でやってきて欲しいなどリクエストを受けております。子どもたちの思い出に残り、ひと時の温かな時間となりますよう寄付金を大切に利用させていただきたいと考えております。

②育松園 児童家庭支援センターは、今年度5月に設立した児童家庭支援センターです。担当区域は、2市1町と広範囲に渡ります。その中の設置所在地である小松市は人口約10万人の市です。ここ数年、小松市ではフードバンク等の活動が少しずつ浸透しはじめ、子ども食堂は定期的に5か所で開催され、その取り組みが広がりをもちはじめているところです。このように、食支援への動きが立ち上がりつつあるなか、児童家庭支援センターでもその一助となるように企画をいたしました。今後、継続的な支援援助可能の範囲で、食支援の活動を展開したいと考えているところです。

児童家庭支援センター一陽
福井

①第3弾食支援:第三弾食支援として御寄付いただく10万円については、当児童家庭支援センターや越前市から委託を受けている学習等支援事業の利用児童やその家族に対して冬休み時の弁当配布(50食/60,000円相当)、アウトリーチ支援の際に日持ち可能なお菓子やパン・レトルトなどの軽食を購入して定期的に届けること(20名対象/40,000円相当)を検討しています。
ネットワークづくり事業:今回御寄付いただく30万円については、越前市内において子どもの食支援ネットワークを構築し、それを強靭化するために使わせていただきたいと思っています。具体的には、そのうちの24万円で貧困や孤立リスクの高い子どもの情報を収集しつつ、子どもの食支援に必要な情報を発信するためのパソコンを2台購入し、児家セン一陽が機軸となって拵える「みんなの食堂支援ネットワーク(仮称)」にお渡しし活用いただく予定です。また6万円については、越前市内で見守り支援活動を展開している方々のネットワーク組織「見守り支援ネットワーク(仮称)」を構築したうえで、その主要メンバーが社会的養護に関わる全国セミナー(FLECフォーラム)に参画し、学びを深めるための研修費としても使わせていただきたいと思っています。

②現在、越前市は、コロナ禍を契機として「見守り支援コーディネーター」を配置し、貧困や虐待から子どもを守るためのネットワーク機能の強化をはかろうとしているところです。児家セン一陽には、そのネットワークの中核を担うアウリーチ拠点としての役割が大いに期待されています。今回の御寄付を有効活用し、スタートアップを成功させたいと思っています。
 また、第1弾食支援から細く長くつながり続ける中で構築した関係性を武器に、利用者さんのさらなる個別的なニーズを引き出しながら、親子の自立を阻まないように留意して個別のケースに合わせた支援体制を築いていきたいと思います。

児童家庭支援センター白梅
福井

①センターの管轄地域(嶺南)在住の14世帯(子ども38人)に食品を届けます。食品の内容は、前回好評だった米(一人5㎏)、お菓子を中心に、みそ汁、レトルトカレーなどを検討しています。

②子ども食堂の数は少なく、誰でも利用できる状況ではありません。前回の寄付金で食品を届け、喜んでいただきました。お菓子は、子どもが一度に食べてしまわないように親御さんに渡すようにしていきたいです。

あわら児童家庭支援センター
福井

①対象は地域の一人親家庭や困窮家庭など25世帯、対象地域はあわら市、使途の内訳は、食材や乾物、冷凍食品、日用品などの購入を予定しています。

②地域に暮らす一人親家庭や困窮家庭の中には、家庭や子育て、人間関係、心身の健康など、複合的な問題を抱えている家庭も多く、このような家庭に対し、食の提供を一つのツールとして、小さな支援の積み重ねの中で信頼関係を構築し、息の長い支援に繋がっていくことを目標に活動をしています。

おくえつ児童家庭支援センターめぐみ
福井

①大野・勝山市内の当センターおよび関係機関が関わっている家庭にクリスマス用のケーキや食材、お正月用の食材を届ける。(対象人数・食数については現在集計中です)

②山間地で急激な人口減少が問題となっている2市を担当させていただいております。今回のご支援で、1人親家庭など、余裕の無い生活を強いられているご家庭のお子さまたちに食事を届け、クリスマス、お正月などの年中行事を楽しく過ごしてもらい、そのことが支えとなり、今後の精神的、身体的な成長につながっていくことを願っております。

ひだ子ども家庭支援センターぱすてる
岐阜

①市内の学童保育を利用している子どもたち約800人へおやつを提供します。また、保護者への「ひだ子ども家庭支援センターぱすてる」の周知も同時に行います。プロジェクト内容とぱすてるの電話番号等を記載したステッカーをおやつに同封し、配布します。コロナ禍において、地元の駄菓子屋から市内の学童保育の子どもたちへ駄菓子のプレゼントがありました。今回はその駄菓子屋に依頼し、おやつを準備していただく予定です。

②学童保育はコロナ禍でも活動しており、何か力になれたら、という思いで今回の計画を立てさせていただきました。子どもたちに喜んでもらえるようおやつの準備をさせていただき、また、子育てにおいて困り事のある保護者の方にぱすてるの存在を知っていただき、気軽に連絡を下さるようになれば嬉しいです。地域に頼れる場所があるということを知っていただけたら、虐待予防にも繋がるのではないか、と考えています。

子ども家庭支援センターさくら
愛知

①名古屋市子ども食堂の広報を担当している市役所担当課主事にお会いし、市内食堂の現状把握と情報収集を行いました。名古屋市は16区に61箇所の子ども食堂があることが分かり、活動計画に思案した結果、①はじめの一歩として、南区要対協実務者会議ケースに上がっており、当センターが相談(来所・心理・訪問)で繋がっている家庭に、簡単調理かつ日持ちする食品(レトルト食品など)を購入し提供する。②当センターがある南区に3箇所ある子ども食堂とアポを取り、見学させていただき、相談する中で連携ポイントを模索し活動するの2点を計画に捉え、活動をスタートさせます。2点目に関しましては、児家センの肝である“長く関わる”を大切にして、関係機関と信頼関係を構築することを初年度の目標にします。

②当センターがある南区は、生活保護世帯、外国人労働者、ひとり親家庭が市内ベスト3区に入る地域です。要対協実務者会議メンバーの座を射止め2年が経過しようとしています。会議ケースに触れる中で、問題の複雑さ及び深刻さを痛感しております。はじめの一歩は当センターが関わっているケースですが、少しずつ支援の輪を拡げたいと思います。食はツールとして、利用される方の心身の健康と自己実現を支援できるよう関係機関と信頼関係づくりに始まり、体制づくりを思案検討し、体制構築を測れるよう長く関わることをモットーに歩んでいきます。

児童家庭支援センターみだ
三重

①第三次緊急支援金ありがとうございます。第一次緊急支援金の活用方法と同様に、学童保育所・子ども食堂が取り組む食品配布会・当センターと関わりがあるご家庭、また、市と連携しながら必要なご家庭に食がお届けできるよう努めます。

②活動にあたって留意している点は、感染予防対策をしながらも人とのつながり温もりを感じあえる関係を築き、継続した支援ができるように心がけることです。

こばと子ども家庭支援センター
滋賀

①【対象】
(1)市内在住の学齢期の子どもがいる世帯
(2)市内在住の未就学児のいる世帯

【方法】
市家庭児童相談室と連携を図りながら、対象(1)については給食のない冬休みの期間に集中し食糧提供を実施する予定。(2)については市家庭児童相談室より随時依頼を受けて食材提供を実施する。

【対象人数・食数】
8月~9月頃に上記と同様の方法で実施した際には40世帯に180食(離乳食を含む)を提供した。対象エリアを絞った前回とは違い今回は市内全域を対象とするため、前回と同程度以上の世帯数や食数を見込んでいる。

【支援金の使途】
全額を食材の購入に充てる。

②今回の活動で当センターが対象としてきた方は、経済的に困窮しすぐにでも何か食べるものが必要だという方がおられた一方で、経済的に不安定であるものの何とか食事はとれている方、絶対に食糧提供が必要とは思いにくい方もおれました。それでも前者、後者ともに利用させていただきました。それは、当センターで支援しているケースが他者と繋がりにくいケースであったためです。“届ける”という行為が一つの支援となり、支援の回数を増やすことができたと痛感しています。本来であれば訪問のキャンセルや留守などが多い家庭でも、「ミルク持って行くからね。」「お米持って行くからね。」という言葉で繋がれていたと感じます。支援開始時においても同様に、あまり支援に乗り気ではない方に対して、何か持って行くということを切り口に「それやったら、まぁ一回くらいは会っておこうか」と思っていただき、現在も緩やかに繋がって見守りができているケースもあります。
 こうしたケースへの支援は子どもの食緊急支援プロジェクトの本来の趣旨とは少し異なるかもしれませんが、食支援の多様な可能性を痛感しています。

児童家庭支援センター博愛社
大阪

①・対象人数:100名
・対象地域:大阪市淀川区内
・食数:50世帯
・使途内訳:おやつ、手作りカードの材料

②・淀川区内で精力的に活動されている2カ所のこども食堂のリーダーさんと協議を行い、食堂以外の日でも個別に関わっている家庭があると情報を頂く。家庭訪問の際、お菓子と手作りのメッセージカードを添えた物を直接届けていただき、今後の支援に繋がるきっかけ作りとしたい。
・淀川区社会福祉協議会の、『おもいをつなぐ』の取り組みの中で、子育て家庭にスポットを当て支援していきたい。現状、子ども向けの商品が少ないため、お菓子など子どもにも需要のある商品を配布していきたいと考えている。

子ども家庭支援センター清心寮「リーフ」
大阪

①(1)具体的な対象人数
堺市内の子ども食堂(53か所)に集う親子のみなさん
(2)対象地域
堺市全域
(3)食数
コーン・ツナ・フルーツの缶詰を予算内で購入する
(4)使途
堺市内の全子ども食堂に配布し、活用してもらう
 当センターでは第2弾での寄付金を、子ども食堂を運営されている方から生の声を聴かせていただいたうえでパスタとパスタソースの購入に活用させていただきました。今、本当に必要なものをお届けすることができて、みなさんに喜んでいただくことができました。第3弾でも引き続き要望にお応えした缶詰(コーン・ツナ・フルーツ)をお渡ししたいと思っております。

② コロナウイルスの影響で子ども食堂がまだ開設できていないところがたくさんあります。その中でも子ども食堂のスタッフのみなさんは、フードパントリーやお弁当に形を変えるなどして地域に子どもたちのためにご活動されています。子ども食堂を運営されている方のお話を聞いている中で、「食堂として集う時より弁当配布をする方が3倍ぐらいの申し込みがあった」と伺いました。その中には集まって食事をするのは苦手な親子さんもいるようで、「弁当配布の必要性を改めて感じ、コロナ終息後も弁当配布は続けようと考えている」と話されていました。
 今回の子ども食堂との連携で、個別に相談を受けたり、支援者の方へのアドバイスもさせていただくことができました。
今後さらに地域の人たちとのつながりを深めていきたいと思っております。

児童家庭支援センターすみれ
兵庫

①対象家庭;第1弾からの対象家庭(32家庭)
実施内容;
(1) 物資の確保(12月)
(2) 支援実施(12月~1月)
  ・当センター支援家庭(3家庭)は当センターが家庭訪問を実施する
  ・行政からの紹介家庭は行政職員と連携を図る(物資の購入を当センターが行い行政に  持参する、同行訪問等)
(3) 対象地域:第1弾の継続
(4) 使途の内訳:ロングライフパン、レトルト、子ども用おやつ、レトルト米など

②担当地域の現状として、支援機関の介入を拒否する等の家庭が一定数あるが、第2弾までの活動で家庭訪問が困難な家庭に対して食支援をきっかけに支援の開始、再開ができた家庭があった。今後食支援の有無関係なく、継続的な家庭支援ができるよう関係構築に努めたい。また、学校園との連携を強化し当センターとの繋がりの無かった要支援家庭に対して支援機関として紹介する機会としたい。

神戸真生塾子ども家庭支援センター
兵庫

①4月から活動していたフードパスプロジェクトKOBE~mögmög~は、子どもの食緊急支援プロジェクトのおかげで5月より神戸市3センターで手を組み、更なる支援の拡大を図り現在でも活動を継続しております。それぞれのセンターの強みを生かした(1)個別支援(2)子ども食堂等支援(3)学童等支援の3本柱も残し、神戸市全域の子どもたちに食と笑顔を届けます。また、食支援を入り口に、相談支援への展開や、必要な社会資源につなぐこと、地域のボランティアさんを支える等の役割も担っていきたいと考えております。

【費用内訳】
食料購入費:40,000円(個別支援20,000円、子ども食堂支援20,000円)
交通費等:10,000円
クリスマスプレゼント(靴):50,000円(2,000円×25名)

②4月から訪問を続ける中で、子どもたちの靴が小さくなっていたり破れていたりしても新しい物を買えないご家庭も見受けられました。毎日の生活で精一杯なご家庭では子どもの靴にまで手が回らない現状を目の当たりにし、新しい靴で新年を迎えてほしいとの思いからクリスマスに食支援とあわせ靴をプレゼントしたいと思っています。
また、食支援をすすめていくなかで、「子どもたちのために何かしたい」という思いを持つ方々にたくさん出会いました。それらの出会いやつながりはこのプロジェクトが広く展開していくきっかけにも、継続していくことのできる底力にもなっていきました。食支援に携わることで、地域をより近くに感じることができ、これまで見えてこなかった子どもたちや家庭の困り感が見え、相談につながることもありました。この先は、ひととき限りの支援とならず、持続可能な支援のかたちを模索していきながら、食支援を継続していきます。食を入り口とした相談支援という、新しい選択肢を持ちながら、これまでとかわらず地域の子どもたちや家庭のために、少しでも尽力していけたらと思います。

児童家庭支援センターすずらん
兵庫

①対象人数:9家族・退所児童3人・学校への支援2人
     上記のほか2か所の社会福祉協議会へ支援を行う。
対象地域:西播磨4市3町(当センター管轄外だが対象家族にA市の家族が含まれている)を対象として広報しているが、ニーズのない市町もある。
使途:対象の方々の状況を確認しながら食材支援を行っている。できるだけ簡単に調理できるものや食中毒の危険性が低いものを選んでいる。

②家庭へ食の支援を行っても、子どもが食べさせてもらえるかどうか不明である家庭があるとB特別支援学校より情報を得たため、B特別支援学校へゼリーを提供した。B特別支援学校より、必要に応じて子どもと先生が個別のゆっくりとした時間を取る事ができ、そこで辛い事を話せることもあるとの事。深刻な家庭状況が窺えるため、今後も学校と連携し繋がりがもてるよう関わっていきたい。
食について、安全で体に良いものを提供したい想いがある。しかし、食中毒の危険性やそもそも簡単な調理をする事さえできない家庭も多い事を考えると、レトルト食品や傷みにくい食品を選んで購入してしまうため迷いがある。

児童家庭支援センターしらゆり
兵庫

①当センターでは引き続き、神戸市内3か所の児童家庭支援センターと連携して「フードパスプロジェクトKOBE~mögmög~」を実施し、市内全域の必要な家庭への食糧支援をすすめていきます。(1)貧困家庭への個別支援、(2)こども食堂等支援、(3)学童保育等支援を3つの柱として実施します。それぞれの費用の内訳として、(1)35,000円、(2)35,000円、(3)30,000円を考えております。

②食糧支援をすすめていく上で、様々な方や関係機関、企業などとのつながりが広がっていくことを感じております。こどもたちへの支援はもちろん、このつながりを今後の地域の中での家庭支援にも活かしていきたいと考えております。

児童家庭支援センターおるおるステーション
兵庫

①第1次から食料支援を中心に行っている中、支援を必要とされている家庭で、食料以外にも日用品や学用品、衣服等の支援の必要性を感じた。地域の子ども食堂や今までに関わってきた家庭に対して食料支援を継続し学用品、靴などの支援、また必要な時に必要な量を支援できるようにお米券等の購入を検討している。
対象人数:食糧支援200人 学用品等支援10人
対象地域:神戸市 主に兵庫区・長田区
食数:200食 学用品等(靴)10足 お米券
食料品50,000~80,000円 靴30000円 お米券残額で購入

②コロナ禍の影響により、子どもの居場所が従来よりも少なくなっている。また、子どもが楽しみにしていた地域のお祭や行事も中止が多い。そういった状況で子どもの様子等が確認しにくくなっている。
コロナ禍だからできないではなく、できること、できるようにする方法を地域と共に考えていく必要があり、地域と共に子育て、コロナ禍を乗り越えていかないとと感じる。

和歌山児童家庭支援センターきずな
和歌山

①(1)直接提供
当センターで支援している家庭へ、直接食品の提供を行います。個別に関わってきた強味を生かし、細やかなニーズを反映させた食品の詰め合わせを、来所・訪問等の面談時に担当者から直接手渡します。
(2)間接提供
要保護児童対策地域協議会アドバイザーとして関わっている市町、また、子ども食堂等の活動を行っている地域の団体と協働します。各市町・団体において行っている相談・支援事業を通じて食品等を提供し、地域の抱える課題や実状の情報収集に役立てます。
児童に関わる専門的な相談機関としての認知を広げると共に、今後の支援に繋げます。

《提供する食品》
これまでと同様に「誰もが簡単に管理・調理ができるもの」である事を充分考慮し、常温で長期保存が可能なレトルト、缶詰などの調理済の食品をメインに、季節感を大切にした、そして家族の交流のきっかけになるようなものを心掛けて選びます。

②これまでの取り組みにおいて、個別に支援しているご家庭、また、関係機関ともに大変ご好評を頂いており、我々も手応えを感じております。このような機会を設けて下さり、誠にありがとうございました。

子ども家庭支援センター「希望館」
鳥取

① 新規に開設する「こども食堂4箇所分」(鳥取市3箇所、智頭町1箇所)の感染予防対策の衛生材料等消耗品の購入資金として配分予定(1箇所25,000円)

② これまでの寄付金を活用し消毒液等を購入することができ、地域食堂ネットワークに加入している運営団体が統一して感染予防を図りながらこども食堂を再開することができた。このことにより、多くの子どもたちに食支援を行うことができ、新規4箇所の設置に弾みが付いたと思われる。ありがたく思っている。

児童家庭支援センター米子みその
鳥取

①当センターが支援している家庭へ、米など食料を配達したいと考えています。経済的に苦しい家庭、約25家庭を想定しております。

②第1~2弾は子ども食堂との連携をさせていただきました。当センターの地域では子ども食堂が活発に活動されていることが分かりました。また、子ども食堂が集まって意見交換会等をする体制も築かれており、大変心強い存在であると感じました。第3弾は、こうした地域の子ども食堂や社会となかなか繋がりにくい当センターのケースの家庭を支援させていただきたいと思います。また、ゆくゆくは孤立している家族が地域の資源を利用しながらいきいきと生活できるような支援を目指していきたいです。

児童家庭支援センタークムレ
岡山

①〇食支援
 年末に差し掛かる時期であることから、クリスマスケーキやクリスマスブーツを児童家庭支援センターで関わっているケースや同法人の子ども支援の事業所が関わっている子ども、学用品パントリーの取り組みを通してつながった子どもたちに届けます。経済的理由により、楽しいイベントを経験できないことが友達との話題の共有を妨げ、劣等感を抱いてしまうきっかけにならないよう、また、保護者にとっては金銭的な負担や準備をすることへの精神的な負担を軽減します。
対象地域 水島地区を中心とした倉敷市内
対象人数 40名
使途 クリスマスケーキ・クリスマスブーツ購入費 
内訳 クリスマスケーキ:2,000円×40=80,000円
   クリスマスブーツ:500円×40=20,000円

〇ネットワーク構築
<子どもの居場所づくり> 
 子ども食堂、移動図書館、学用品パントリー、不登校や発達障がいなどで生きづらさを抱えている子どもたちの居場所を複合的に実施します。地域の子ども食堂や放課後児童クラブ、学校や行政をはじめとした関係機関やボランティアと協働し、ネットワークを構築することで子どもを中心に多世代が集まって“ほっと”できる居場所をつくります。
対象地区 倉敷市水島地区
使途   チラシ印刷代:約5,000円
     備品購入費:約200,000円
     消耗品費:約95,000円

② 社会構造の大きな変化により、子どもの貧困、学力格差の問題、児童虐待の増加など子どもを取り巻く問題が指摘されています。特に水島地区の児童虐待ではネグレクトの割合が8割を超えており、虐待は貧困、不登校、DVなどと複合して起こる場合が多く、年々複雑化しています。
 子どもの生まれ育った環境によって将来が左右されたり、貧困の連鎖を断ち切るためには、地域全体で子どもを育てる環境を整えていくことが必要です。子どもの食緊急支援プロジェクトをきっかけとした食の支援や居場所のネットワーク構築により、子どもたちが地域の人とのつながりや体験の機会を得ることで、「自分が大切な存在」という自己肯定感の高まりとともに、子どもの生きる力や頑張る力を育むことを目指します。

児童家庭支援センター コスモス
広島

①(1)月に1回 子ども食堂で地域の家庭に100食提供 (2)週に2回 大野西児童会(放課後児童健全育成事業)に参加の児童100名におやつの提供 を実施します。 

②どこにも所属のない家庭の児童に食の提供をしたいが、そこにつながるのが難しい。地域の方々と連携しさらに周知に努めたい。

子ども家庭支援センター〝海北”
山口

①●市内で立ち上げた「防府地域子ども食堂ネットワーク協議会]の運営資金として20万円
●市内で行っているフードバンク倉庫の管理運営資金として5万円
上記2つの団体に海北児家セも所属しており、市内各地で地域食堂を開催したり弁当配布したりする際の食材・容器などの提供をこの団体も担っている。海北児家セが個別家庭訪問する際の食材も、この団体を通じて集め持参できる。
団体への市内地域食堂登録は10団体(R2.9.30現在)で、コロナ禍で活動中止も多かったが少しずつ再開している。11月開催予定団体は3団体だが、毎週火曜と金曜の弁当配布で50個ずつ作られている団体もある状況。
●同法人が行っている居場所作りの食材購入などの資金として5万円
同法人の母子生活支援施設を出た家族は、いつでも相談できるようにと施設付近で自立就労されることが多いらしく、その家族らを含めて地域の子ども達の居場所作りを展開している。弁当作成は毎回30個程度と。

②11月の弁当配布には会場に児童家庭支援センターの幟を立てて、オレンジリボン運動の啓発活動もしてもらうことにしている。

子ども家庭支援センター清光
山口

①冬休みに近隣の学童保育(3校)へ昼食(おにぎり・パン・ジュース)の配布。
・対象学童保育→阿知須、井関、佐山
・対象人数→300人程度

②コロナの休校明けから、例年に比べて相談件数が倍増している。
無意識だが、親子ともにコロナの影響が出ているのかもしれない。こういった状況のため、色んな機関が情報共有や協力をしながら、小さなことでも積み重ねて支援をしていければと思う。

なかべこども家庭支援センター「紙風船」
山口

①これまでの2回はフードバンクとそれに関連する事業に対して支援する形でしたが、当センターが支援する経済的に困窮した家庭や児童養護施設を退所して貧困にあえいでいる子ども達への支援を行いたいと思います。
 また、子ども食堂、フードバンク、SSW、カトリック教会等々の団体・個人が集まり『貧困支援ネットワーク関門』(下関市と一部北九州市)を立ち上げようと準備会議をしております。今回の支援金はその旗揚げの際に必要な資金にさせて頂こうと考えております。

②貧困の原因は親にあり、その被害を子ども達が受けている現状が当地域でも多く見られます。親に対しては腹の立つこともありますが、子どもには何の責任もありませんので出来るだけの支援をしております。フードバンクには個人への支援は1回限りという規定があるそうで、再三困窮する家庭は紙風船で対応せざるを得ない実情もあります。困ったら紙風船と期待して頂くことはありがたいですが、困らないように自立してもらうことも大事で、関係機関で情報共有をしながら支援しています。

こども家庭支援センターぽけっと
山口

①(1) 学習支援
小学校区内の子どもと家族を対象として、地域の大学生のボランティアとしての協力を得ながら、学習支援、ふれあい講座(手芸・工作、運動等の体験教室)及び昼食(調理ができない場合は市販の弁当)の提供を行う。
12月に2回実施予定。食数は50食。
(2) 放課後等デイサービス訪問
こども食堂に参加することが難しい障害児を対象に、放課後等デイサービス事業所(9か所)を訪問し、お菓子を提供する。
(3) 使途の内訳
保険料:1,400円
消耗器具備品費:26,000円
印刷製本費:2,000円
支援物資購入費:90,000円
食糧費:12,500円
計:131,900円

②児童家庭支援センターがある地域で、子ども、高齢者及び障害者等が「地域」という視点で、交流を深めるための拠点の整備を行いたい。

はるかこどもの相談センター
山口

①(1)社会的養護出身児への食支援 ・児童養護施設出身で一人暮らしをしている方へ食の支援をしたいと思います。 ・当センター職員と元担当職員と一緒に複数回訪問する予定です。 一人10,000円×5人分 計50,000円
(2)こども食堂への寄付 ・第1弾のプロジェクトでお世話になった岩国市社会福祉協議会を通じて、こども食堂へ寄付をしたいと思っています。 ・寄付の内容については、現在協議中です。 計50,000円

②こちらのプロジェクトがきっかけで連携をとらせていただくことになった機関の方と再度、食のプロジェクトを実施できることに喜びを感じております。特に、支援金の用途が自由度が高いため、コロナ禍で必要と思われる備品類(消毒・マスク等)にもあてることができるのは、ありがたいと感じております。

児童家庭支援センターけいあい
香川

①これまでの支援金と合わせて、10家庭(機関含む)26名の子どもを対象とし、食材を中心に家庭のニーズに応じて日用品や学用品も含めて提供を継続する予定。寄附金は、全て食材等の購入に充て、1食あたり400円で週2食分の費用で購入したものを2週間に1回、訪問にてお届けする。関係機関からの紹介等で今後、新たにニーズが出された家庭にも寄附金が可能な限り対象に加えていきたい。

②食材等の提供そのものが大きな支援であるが、それだけに終わらせず、必要な家庭につながる、またその後の支援に活かせるように意識して届けている。ただ、提供そのものは有期限の支援であることを双方が忘れないようにしておくことも大事であると考えている。

児童家庭支援センターひだまり
高知

①(1)緊急個別支援物資の買い足し
オムツ20個、おしりふき20個を買い足す。
(2)子ども食堂への支援
米5kg×2袋、食器用洗剤2本、調理用油1本、大人用マスク30枚、子ども用マスク15枚、消毒用アルコールジェル1本を1セットにし、管内14カ所の子ども食堂にお届けする。

②高知県ではコロナウィルス感染の状況がひとまずやや落ち着いています。そんな中、子ども食堂を再開するところも増えてきているようです。しかしまだ多くの人数で1か所に集まってバイキング形式などで食事をすることは難しいようで、お弁当を配る形式の所も多いようです。場所によって対象の人数が多いところもあれば少ないところもありますので、なるべく保存のきくものを今回もお届けすることにしました。クリスマスのイベントなどにお役立ていただけたらと考えております。
 また個別支援物資におきましては第一弾、第二弾の助成を受けた際に管内の市町村要対協への周知を行ったところ、多くの依頼が寄せられ、ひだまりと市町村との連携も強化されているように感じます。とりわけオムツは汎用性が高く好評で、多くの方からご希望をいただいています。今後もコロナウィルス関連の貸し付けや給付を受けられた世帯などを中心に、様子伺いがてら品物をお届けし、今後の支援につなげていきたいと思います。

児童家庭支援センター高知みその
高知

①・対象人数:130名程度
・対象地域:南国市
・内訳
(1)日用品(歯ブラシ・ポケットティッシュ等)400円×30セット 12,000円
(2)文房具、お菓子などのセット
(クリスマスプレゼント使用)     800円×50セット 40,000円
(3)粉ミルク(キューブ)         900円×20箱   38,000円
(4)ハンドタオル             300円×30枚  9,000円

②子どもの日常生活に必要な日用品は、あるのが当たり前、と思いがちですが、経済的な理由のみならず、親の心に余裕がないことも多く、必要性を感じられない家庭もあるように感じます。子どもの日常生活が充実できるようにサポートしていけたら良いなと思っています。

児童家庭支援センター高知「ふれんど」
高知

①対象人数:100名
対象地域:高知市
食  数:お弁当(100個)、ロングライフパン(300個)、粉ミルク
使  途:第1回、第2回のプロジェクトの資金で支援した子どもたちに引き続きお弁当をSSWや児童家庭支援センターの職員が直接届ける。
パンは学校現場で朝食を食べらずに登校した子どもたちに食べてもらうためにストックする。
ミルクは困窮の中で誕生した乳児のいる家庭に渡す。

②コロナで仕事の激減や減少により収入減となったり、DVや子ども虐待が危惧される家庭、貧困で困っている子ども等をリストアップし、各家庭を訪問し手渡しています。そうすることで親や子どもと関係性が生まれ、人間関係の構築につながっています。土日、祭日、長期休暇時に食べられているか心配される子どもたちが存在します。訪問することで状況把握ができ、必要な対応につながっています。
 親の貧困や疾病、障害、家族構成、精神状態等を子どもたちはもろに受けて育っています。親だけに任せておけない子どもたちに社会の手が差し伸べられることとによって、子どもの育ちを守りたいと願います。守り切れない現実に心が折れそうになりますが、優しい思いやりは確実に子どもたちに伝わっているのを感じつつ活動をしています。
 このプロジェクトのおかげで支援する私たちもとても助けられています。本当にありがとうございます。

子ども家庭支援センターあまぎやま
福岡

①子ども食堂ネットワークの充実、スタートアップ支援、被災地のサポート
12月前後に、ネットワーク会議開催(必要物品等の共有)
新規開設予定の子ども食堂へのスタートアップ(物品、ノウハウの提供)
九州豪雨災害の被災地域の子ども支援の展開

②大牟田市内は、7月の豪雨災害で被害を受けました。またコロナ禍で「子ども食堂」の運営が困難でしたが、衛生用品の充実や開催にあたりの留意ポイントを学ぶ学習会を重ねてきました。
 今後も大牟田市社会福祉法人地域公益活動協議会や大牟田市社会福祉協議会と連携し、市内の子どもたちの食事支援を中心とした「見守り活動」の充実を図ります。

みなみやまてこども家庭支援センターびぃどろ
長崎

①(1)おせっかい弁当
・事業の概要
今回の子どもに食を届ける(おせっかい弁当)の趣旨に賛同する飲食店にお弁当調理を依頼。毎週1回夕食時にお弁当をお届けしつつ、子どもの様子や家庭の様子を確認。気になったことや会話の中で表出した課題について、相談支援や機関紹介などの支援につなげる。また、他機関が介入しにくい家庭に対して、お弁当を届けることを通じて関係を作り、他の関係機関と家庭の調整を図っていく。
また、お弁当配達が困難な場合は、食事券を使用し、協力飲食店を紹介し食事に行っていただくか、テイクアウトの方法をとって、協力関係者と利用者の関係づくりを勧める。
・対象
ひとり親家庭・貧困家庭等、当所や関係機関が把握した家庭でお弁当提供を希望する家庭
8世帯28名 (令和2年10月末現在)
・対象地域
当センター管轄地域
・食数
毎週28食 ※令和2年10月現在
実績:令和2年6月~9月 257個
・使途の内訳
お弁当代のみに使用。1つ600円 毎週16,800円 ※令和2年10月現在

(2)子ども食堂支援
・事業概要
当所近隣に活動中の子ども食堂実行委員会(教会関係者、PTA、青年会、地域包括センター、地元企業等)に参画し、子ども食堂の広報・啓発や実行委員に対する勉強会、ボランティアの確保、子どもの食以外での活動(学習や遊び)への支援を実施。また、子どもが楽しめるイベントの企画などのための備品の整備や食支援の為の備品整備などに協力する。
・対象
子ども食堂に参加した児童や保護者、地域住民
・対象地域
長崎市
・使途の内容(予定)
子ども食堂の広報啓発に係る費用(チラシ印刷等)
子ども食堂を実施するにあたり必要な備品
子ども食堂に参加した児童の活動に必要な費用(学習・遊びに必要な物品)
イベントに必要な備品
勉強会等の運営費用(講師料・会場料・資料印刷・備品等)

②食支援活動中に意識していることは、一過性にならない支援です。細く長く活動できる体制を作りつつ支援ネットワークを構築していくことと、協力者を増やしつつ支援を必要としてくれる家庭に対して、顔のつながる関係と構築した信頼関係をもとに次の支援へつなげていくことを目指しています。現在支援世帯は8世帯(28名)と多くはないですが、毎週1回顔を合わせ、お弁当を届けつつ会話をすることで家庭内の様子を拝見し、相談事もリアルに伝わり関係構築が進んでいます。その上で各家庭の孤立解消、当所支援の受け入れ、他機関の紹介へと発展しているケースが出てきています。支援の輪もお弁当を調理する店舗をはじめ、そこに食材を提供する業者、資金を提供したいという方、広報をしたいという方と広がり、多くの方々が社会的養育の児童や支援が必要な家庭に問題意識を持ってくださっています。
 子ども食堂もその一環で、地域のつながりを子どもたちが身をもって確認でき、一人ではないと感じる場として、地域の子どもたち、とくに厳しい環境下で頑張っている子どもの居場所となることができる活動であるよう、関係者一丸となって今後も成長させていきたいと考えています。

キッズ・ケア・センター
熊本

①第3回目の寄附金は、児童家庭支援センター「キッズ・ケア・センター」が協働している、不登校や引きこもりの子どもたちの居場所「よせなべの会」の運営に使わせていただきたいと思います。会の名前の由来は「寄せ鍋のように誰でも共に集おう」ということで、子ども達が中心になって命名しました。この会では、それぞれの趣味を生かした活動をしています。例えば子どもたちの中には、絵を描くのが好きな子がいて、昨年は思い思いの絵を描いた、缶バッチ作りもしました。子どもたちも大好きなことをしている時は目が生き生きしています。こうした活動を通して、少しでも自信を深め、不登校等の改善になればと思います。
寄付金の活用方法
1)メンバーの親交を深めるための会食(8名)
2)不登校の子どもたちの中で経済的に困窮している家庭への食の支援、当センターの管轄である荒尾市・玉名市・玉名郡の方が対象(28名分)
3)作品作りのための材料費
4)ボランティアへの交通費や謝礼

②保護者が精神不安であったり、家庭内に何人も不登校児がいたりする家庭のうち、生活保護やヘルパー等の公的な支援を受けられない狭間の家庭に対して、支援のとりこばしがないように何かできないかと考えるようにしています。今回、寄付金をいただけることで食の支援を充実させることができるのは大変ありがたく思っております。

光の園子ども家庭支援センター
大分

①前回と同様に法人内の学童クラブを利用している地域の子ども等を対象に『子ども食堂』を実施。
地域の子どもたちが約130名学童クラブを利用している。
その子供たちを含む地域の子どもたちに呼びかけ、土曜日に地域全体の『子ども食堂』を企画し、カレーライスやたこ焼き等を準備する。
日時:12月26日(土)より実施
場所:別府市子ども家庭総合支援拠点支所 Plaza Puer光の園
実施回数:
1)12月26日(土) カレーライス 約100名 ¥40,000(@¥400×100)
2)1月9日(土) たこ焼き 約100名 ¥20,000(@¥200×100)
3)1月16日(土) ランチボックス 約100名 ¥40,000(@¥400×100)
    合       計         ¥100,000

②当地域は学童クラブを利用する児童が100名を超える、子育ての支援を必要とする家庭が多い地域です。今回のプロジェクトはその多くの家庭を支援する中で現状、生活が厳しい家庭にさりげなく支援を届けることができると思います。ありがとうございます。

児童家庭支援センター和
大分

①市内を中心に、未就学児~中学生とその保護者を対象に、月2回子ども食堂を開催する。現段階で20人くらいの利用者がいるため、継続して支援を行なっていく。ただし、コロナ感染拡大など子ども食堂の開催が難しくなった場合には、配食に切り替え、支援を行なっていく予定である。
 寄付金の内訳については、材料費やお菓子代、ボランティア保険費(1人あたり28円/1日)、また食器や容器の購入に使用する。

②私たちのセンターで支援している家庭には、ひとり親で生活困窮があり衣食住がままならない子どもや、両親が家庭にいながらも共働きで家庭内で孤独感を持っている子ども達が多数あり、そのような子ども達は往々にして自分に自信がなく、学習や友人関係に消極的になり、自己実現が図れないまま成長していく様子が窺える。このような状況に対して、生活困窮世帯やひとり親世帯、多子世帯を対象に、食事の提供やレクリエーション活動、学習支援をしながら子ども達との関係性を形成していき、子ども達が安心・安全を感じてもらえるような「居場所」のひとつになれるように心がけている。

児童家庭支援センターゆずりは
大分

①使途:年末年始の食支援(おせちやクリスマスの文化を体感できるようにセットとして約25世帯に送付)

②これまでのプロジェクト同様、地域やセンターの現状に合わせてとても柔軟に活用させていただけることに感謝しております。本プロジェクトがきっかけとなり支援がスムーズに展開したケースが多くあります。
 ゆずりはの特徴として、不登校児童生徒らからの相談割合が非常に多く、児童本人からの多様な相談に応じています。そこで、学校には行けないがゆずりはには来ることができるという子どもたちと一緒に自立支援を実施したいと考えています。

児童家庭支援センター ゆうりん
宮崎

①経済状況が逼迫している家庭で生活する児童に対して食料品等の提供を行うため、第2弾時と同様に都城社協と連携協働し、緊急貸付を希望して申請している家庭に対して支援を行う予定です。また、費用の残額状況等によっては、三股町社協が生活困窮生態を対象に展開している「みまたん宅食どうぞ便」に食材やお菓子等を購入して提供することも検討しております。

②第2弾は都城社協とのコラボして対象者の意向調査や食材等の発注、食材の提供等において連携協働に努めましたが、それぞれの組織が当プロジェクト以外の業務を本務としていることからベストタイミングをもって協働することがなかなかできない状況がありました。
一方で、困窮する家庭の中で満足に食事も摂れない子ども達や保護者の就労等で居場所がない子ども達が確かに存在しており、それらの子ども達がSOSを発信できないでいることもまた事実だと思われます。当センターではアウトリーチに心がけるだけでなく、そのような場を作ることで子ども達やその保護者を受け入れることができないか…。思案しているところです。

児童家庭支援センター「つながり」
鹿児島

①前回寄付をお持ちした子ども食堂4か所とコラボし、弁当を作っていただき配布までを依頼する。その弁当に食プロのロゴと児家セン「つながり」の電話番号を記載したステッカーを貼ることで、社会が見守っていることと、「つながり」という相談先があることを知らせる。

対象地域:当センターの担当地域(4市5町)
かのや子ども食堂(鹿屋市)   2万円  50食
志布志子ども食堂(志布志市)  2万円  50食
まるこ子ども食堂(曽於市)   2万円  50食
みちさんの台所 (曽於市)   2万円  50食
児家センが関わっている家庭(10家族・約40食)への弁当配布  2万円

②当地域における子ども食堂はすべて、「貧困世帯に限った子ども」のみを対象にしているのではなく、「誰でもみんな」が対象です。地域の特性として車社会が現状です。本当に支援が必要な子どもの家庭は、子ども食堂までなかなか来れないのではないかという懸念はありますが、いわゆる「気になる家庭」は子ども食堂の方が自宅まで弁当を届けるなどの工夫をされています。しかしながら、子ども食堂という資源にたどりつくには、親に情報力がなければならず、情報力のある親はそこそこ裕福であったりするという矛盾があるのも現実です。
本当に必要な子どもたちに来て欲しいという子ども食堂主催者の方たちのジレンマはありますが、そもそも子ども食堂をやらなければ、その子たちも来てくれないという思いで皆さん根気強く支援をされています。

第三次支援は、このように「子ども食堂とのコラボ」としましたが、これまでいただいた資金は、社協や生活困窮者支援センターなどと協力して貧困家庭に直接食材を届ける活動に使用していることを申し添えます。

児童家庭支援センターなごみ
沖縄

①対象人数:100世帯 対象地域:当センターが設置されている地域
内訳:各世帯1000円程度の食料品

②当センターが設置されている北部地域は貧困世帯、ひとり親世帯等が多く、またコロナで失業するなど影響を受けている世帯もあります。そのため、食料品を提供をすることで今後も継続した支援が出来るようにしたいと思います。

児童家庭支援センターはりみず
沖縄

①(1)0~2歳児のいる家庭:粉ミルク(助産制度を利用した家庭 10世帯程度) 
(2)生活困窮世帯:お米等(他機関と連携し食料提供が必要な家庭 15~20世帯程度)
(3)放課後児童クラブ(学童保育や子どもの居場所つくり事業所 11事業所)

② 7月下旬 離島である当地域においてもコロナ感染者が初めて出てからは、島の中にもすごい緊張感がありました。センターの活動の訪問や来所等の活動も制限され、さらには当法人の無料学習支援塾の子どもたちにも、休んでもらう日々が続きました。そういう状況で、子どもたちの中には食事もままならない家庭もあり、気遣ってやれない現状がありました。
 他センターの活動報告を見せていただき、当センターも今回エントリーすることを決めました。普段から連携している他機関からもご意見や助言をいただき、食料だけでなく地域の思いを提供できる状況(プロジェクトの支援)を与えられたことで、新たなかかわりや支援がもっと見出せると思っています。
 

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